(2020.1.31更新)「〝骨粗しょう症〟ですね。」 そんなことを言われても、なんだかパッとしなくて…。「なるべく陽に当たるようにしてください」なんて言われた時には、「骨とどう関係があるの??」って。パッとしないどころか、なんだか腑に落ちない…。そんな風に不安に思ったことがある方、いらっしゃいますよね?骨粗しょう症がそれだけだと考えることも出来ます。今回は、骨粗しょう症という病気の中から、私の薬剤師としての経験上で幾度となく相談を受けてきたについてお話しをさせていただきます。もくじ今回のテーマ〝骨粗しょう症治療薬テリボン〟は、旭化成ファーマ株式会社さん(※以下、旭化成)が製造販売している旭化成のグループ理念は、というもの。〝世界を見据えた事業〟を展開している旭化成が生み出したテリボンは、というをする骨粗しょう症の治療薬です。テリボンの役割は、私たちのからだの中で骨をつくり出してくれているにあります。テリボンは、週1回の注射を一定期間続けることでお薬です。骨粗しょう症の対策に用いられ、骨粗しょう症であると診断されたひとの中でも治療薬になります。という特徴を持った注射薬で、というところもテリボンの大きな特徴です。注射治療は合計24カ月、つまり2年間に及ぶもの。テリボンを使った骨粗しょう症治療はに限定されたもので、この期間を超えて使用することは出来ません。ですから、この2年間を「長い」ととるか、「一生のうちの2年間だけ」と感じるかは、個人差が出てくると考えられる部分です。このことからも、テリボン注射が特定の診断基準に従ってその開始が検討され、決まったルールのもとに正しく続けていく必要性があるものということがお分かりになると思います。これが、骨粗しょう症薬テリボンであり、なんです。週1回の注射を最長で2年間(104週)継続するお薬ですから、お薬代(薬剤費)も気になります。おおよそのご負担金は以下のようになります。・1割負担の場合 1回約1,100円×4回 約4,400円・2割負担の場合 1回約2,200円×4回 約8,800円・3割負担の場合 1回約3,300円×4回 約13,200円 ※上記の薬剤費のほかに、診察料・検査料などの医療費がかかりますこの記事の掲載を後押ししたのは、他ならぬを聴く機会に直面したからです。薬剤師として調剤薬局に勤務する私は、実際に〝以下のようなご相談〟を何度も頂戴しています⤵⤵・注射をした日は次に示すのは、〝テリボンを注射した方に認められた副作用〟としてメーカーが報告を挙げている・気持ちが悪くなる 胃腸不安・だるい・やる気の低下など、について訴えられる方が少なからずいらっしゃることが分かります。しっかりとお伝えしなくてはならないのは、テリボン注射後に起こる上記のような体調変化(※重篤なものは除く)は、という点です。反動の原因については後述致しますが、と、日頃弊社がお世話になっている旭化成ファーマの担当者より大変丁寧なお言葉を頂戴致しました。下記についても情報提供いただきました⤵⤵【注射後の血圧低下が原因と考えられる不調の対策法】➡ 500ml程度のお水を飲む(注射30分前・注射時・注射後30分のいずれか)ことで軽減出来るケースあり私たちのからだの中では、骨を形成するサポートをおこなっている副甲状腺ホルモンという物質が働いています。テリボンの有効成分〝テリパラチド〟は、副甲状腺ホルモンから作られた〝骨形成〟を助ける注射薬です。テリボンを注射することで血液中のカルシウム濃度を高め、のです。注射後の不調(気持ちが悪い・だるい・頭が痛いetc)の多くは、で引き起こされると考えられています。テリボンは、速やかな吸収と速やかな消失をする(注射後30~40分程度をピークに3~4時間程度でほぼ消失)一過性の働きを特徴としたお薬ですが、※高カルシウム血症とは、血液中のカルシウム濃度が正常値よりも異常に高い数値を示した状態つまり、があると、気持ちを少し楽にすることが出来るかもしれません。確認ですが、骨粗しょう症治療薬テリボンの注射はを行うものです。全国には、注射後の不調と付き合いながら継続いただいている方も多いと聞きます。不安や心配の原因を知ることで、明日へのモチベーションアップにつなげていただけたら幸いです。テリボン注射後の辛い体調不安を経験されている方、ご参考まで。かかりつけの病院でテリボンの開始提案を受けた場合、ことを意味しています。その一方で、であることが分かっています⤵⤵また、という報告も挙がっています⤵⤵【閉経後骨粗しょう症患者2,725例(平均年齢74歳)の椎体骨折数別の骨折発生率を調査】 骨量増加効果が認められているテリボンですから、〝これから先〟を考えた計画的な治療を続けていただきたいもの。かと言って、2年間という時間は短いものではない。そこで旭化成では、という〝治療中の大切なこと〟を記録するための「テリボン注射記録手帳」をおひとりおひとりに準備しています⤵⤵注射のために通院する際には、忘れずに持参し〝注射の記録〟を積み重ねていきましょう。旭化成ファーマのテリボン注射薬については、テリボンでの治療を予定している、または現在治療中である方、過去に治療経験のある方に向けたオフィシャルサイトにて詳細をご確認いただけます。ご活用ください⤵私たちの骨は、主に骨の主成分であるカルシウムとたんぱく質、これに、〝ビタミンD〟と〝ビタミンK〟をバランス良く摂り入れることで、私たちは丈夫な骨作りに取り組むことが出来ます。では、具体的にはどのようにして丈夫な骨を作るための努力が出来るのでしょうか??先程ご紹介した旭化成ファーマというページがあります。私たちが絶えずおこなう〝食事〟に一工夫することで、『骨粗しょう症対策』に取り組もうとしたものです。こちらの『カルシウムクッキング』は、になっていて、がたくさん載っています。主食・デザートなどのカテゴリ別、魚介類・野菜などの食材別など、カラー写真入りでレシピ紹介されています⤵⤵「カルシウムクッキング」はこちら⤵⤵不安や悩みを胸に抱いた〝半信半疑な状態〟というのは、継続することを考えた時にはとても高いハードルとなります。この記事が、骨粗しょう症治療薬テリボンをお使いの方々の悩み・不安を少しでも取り除くお手伝いが出来ていましたら幸いです。お付き合いいただきありがとうございました。NOTICEは、とある調剤薬局が取り組むあなたにとっての健康・美しさ・豊かさって?新しい気付きを、NOTICEでぜひ発見してください。コメント ( 0 )トラックバックは利用できません。この記事へのコメントはありません。Copyright © 他の注射剤との違い. 選考理由:骨粗鬆症の薬を 骨密度上昇効果・骨折発生抑制効果(椎体・非椎体・大腿骨近位部のそれぞれの部位ごと)を客観的に評価して すべてにおいて 最高の評価をされた薬剤 が アレンドロン酸・リセドロン酸・デノスマブ である。 骨粗鬆症の注射製剤としては、ビスホスホネート薬の「ボナロン(アレンドロン)」や「ボンビバ(イバンドロン)」があります。「ボナロン」の注射剤は、4週に1回の“点滴静注”薬 … 目次毎日患者さん本人が自分で注射する薬。今のところ最強かも。でも2年間しか使えない。自己注射に対する抵抗が強く勧めるのが大変。動物実験レベルで骨肉腫という骨の癌が発生したことがあり添付文書や患者さん用パンフレットに記載してある。ヒトに発生した話なんか聞いたことがないが、恐れを抱かれて導入できなかった人もいる。上記のフォルテオと同じ薬(のはず)。国内開発。週1回、医療機関で注射してもらう。自己注射でないので毎週通えるガッツのある骨粗鬆患者むけ。これまで投与期間は72週間だったが、一回投与量が多いので、特に小柄なおばあちゃん等は副作用にまけて継続困難となることも、しばしば経験する。ふぉるておほどの骨密度上昇効果はないようだが、皮質骨の多孔化がないというのが売り文句。やっぱり高価格開発中の期待の新薬。ボナロン®︎、フォサマック®︎、アクトネル®︎、ベネット®︎、ボノテオ®︎、リカルボン®︎ etcと沢山出ている。毎日、毎週、月一回、年一回と投与間隔も様々。錠剤、ゼリー、点滴注射、静脈注射と投与方法も様々。色々あるということは正解がないということ。胃腸からの吸収が極めて悪い。だいたい1%程度。食事の影響をもろにうけるので起床時に内服して30分~60分は横にならず食事もとらずと飲み方が難しい。注射製剤は血管内にいれるから吸収は安定。反応もよくて熱が出ることがあるくらい。あと酸性の薬なので注射部位の血管痛がでることも。いろいろあるけど骨粗鬆症治療の要となる基本の薬。プラリア®︎。骨を壊す細胞が生まれなくする薬。こっちの薬が最強かもと思えてきた。ビスフォスフォネートは数年で骨密度上昇効果が頭打ち。プラリアさんは低カルシウム血症に注意が必要で、カルシウムとビタミンD補充が必要となることも。というか念のため補充します。半年に1回の注射で良いし良いこと尽くめ。と思いきや、急に薬を止めるとガクンと骨密度が下がってしまうので要注意。止める時には工夫が必要です。骨を壊す細胞から分泌される汁を阻害する薬。期待されてたのに心疾患系の副作用が心配されて上市まであとちょっとのところでメーカーが開発中止。世の骨代謝関係者が肩を落とした事件でした。エビスタ®︎、ビビアント®︎。女性ホルモンの親戚。優れもの。若返りの薬であり導入しやすい。でも大腿骨近位部骨折の抑制効果はいまいち。血栓症のリスクがあがるらしいことも要注意。日本人はそうでもないらしいけれども不動状態のときは禁忌となっているようなので寝込んだ時は内服を止める必要有り。若くて転びそうにないけど軽い骨粗鬆症になってる人にオヌヌメです。基本です。ルーティンで投与。高カルシウム血症に注意。意外となってます。納豆を食べない地域には不足しているはず。関西の骨は大丈夫か??実際には年齢、見た目コンプライアンスなど総合的な判断ですが、極めて単純化して表のようまとめてみました。う〜ん、いまいち?*おれそう:骨密度とても低い、合併症多い、既存骨折あり