論文のお話の続きです。 アメリカではPublish or perishと昔から言われているように、論文を出さない研究者は消える(職を得られない、職が維持できない)のがさだめで、日本でも(昔は違ったようですが)現在の任期付きの研究者が置かれている状況は同じです。
⚪️ いろいろな人と話をしていると、教員の採用は公募からコネ採用へと変化しているように感じる。 教員の採用は本来ならば、公募が望ましい。広く全国から、候補者を募って、それらの人々の資格や適性を調べた上で、その大学に一番ふ・・・ 2019 All Rights Reserved.
自分のため、これから挑む人たちのために准教授公募戦を振り返ってみようと思います。 次の公募は この公募では、書類を作る前に情報をかなり集めました。まず、私が所属している機関から出て他の大学に出て行った先人達から情報、具体的には応募書類を収集しました。また、相手先の大学が何に力を入れているのか調べました。”大学名”と”ミッションの再定義”を検索ワードにして検索すると、その大学が何に力を入れているのかが分かります。例えば、このファイルを見るとこのファイルを見ると 公募の応募書類に書けることを増やす。応募書類に書ける仕事の優先順位を上げる。 ②知名度: 知名度を上げる。 ③助教の仕事: 助教の仕事をやってみる。公募の応募書類に書く内容も変わってくるのではないだろうか。 【参考図書】
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日本の科学と技術 , 自分のため、これから挑む人たちのために准教授公募戦を振り返ってみようと思います。 次の公募は この公募では、書類を作る前に情報をかなり集めました。まず、私が所属している機関から出て他の大学に出て行った先人達から情報、具体的には応募書類を収集しました。また、相手先の大学が何に力を入れているのか調べました。”大学名”と”ミッションの再定義”を検索ワードにして検索すると、その大学が何に力を入れているのかが分かります。例えば、このファイルを見るとこのファイルを見ると
Contents4月は新しい季節の始まり。大学に新たに着任された先生方の顔ぶれがウェブサイトで確認できます。自分が出して落ちた去年のあの公募で一体誰が採用されたのかなと見てみると、なんと内部昇格している例ばかり。特に、地方国公立大学でその傾向が顕著に見えます。一部のメジャーな大学もそうですが。 別に内部昇進した人になんの恨みもありませんが、だったら大学は公募しないでほしかったなあと思います。応募書類を書いて、送って、面接に呼ばれて準備するのには莫大な労力がかかります。何十か所も応募していると送料だってバカになりませんし、面接のときの旅費や宿泊費だって、非常に家計を逼迫するのです。 募集期間が10日間と異常に短かったり、専門分野が恐ろしく絞り込まれていて該当者がそのラボの中の人しかありえんだろうという募集要項を出してくれれば、それを「これはデキ公募ですよ」というメッセージとして受け止めて、応募を控えるという選択ができます。 ひとくちに「お祈り通知」と言っても、そこには非常に大きな違いがあります。選考委員長の先生が、いかに苦労して候補者を選んだかが自分の言葉でしっかりと語られているような大学・学部もいくつかありました。応募者総数や面接に呼んだ数なども記載して、選考過程を多少なりとも教えてくれる大学も結構あります。そんな誠意を感じさせる大学・学科がある一方で、ありがちなのが、100%定型の書面でしかないような大学。貴殿の益々のご発展をお祈りいたしますってやつですね。少なくとも、デキ公募だったところは、こういう定型文を使うしかないだろうなと思います。ちなみに、定型お祈りメールにもいくつか異なる印象があって、定型なのに誠意を感じさせる言葉遣いというものがあり、日本語の豊かさを再認識しました。さて、定型お祈り通知を送ってくる多数の大学の中でもひときわ目立っていたのが、首都圏にある日本有数の国立の研究大学。業績欄の論文全部にインパクトファクターまで付記させておいて、「お、ここは研究能力重視で選ぶのか」と思いきや、毎回、フタを開けてみりゃ内部昇進が当たり前。インパクトファクターをわざわざ全部書かせるのなら、採用した人間の論文業績のインパクトファクターの合計と、応募者たちのインパクトファクターの合計の分布でも示してもらいたいものです。この大学は、人間の名前がどこにも書かれていない機械的・事務的な通知を送ってきてお終い。多数ある定型お祈り通知の中でも、異様に非人間的な印象を受けました。応募者を何だと思っているのだろう。 応募期間を2カ月と十分に長くて、研究領域も漠然とした募集要項の場合、自分にも可能性があると期待する人は何百人にも上るでしょう。彼らの労力を無駄にするのは止めるべきではないですか?論文業績がはるかに上の人たちが多数応募したはずなのに、蓋をあけてみたら内部の、業績的にも芳しくない人がしっかりとパーマネント職に昇進している現実。そういう人たちだけが生き残って、まともに研究成果を上げてきた人が任期切れで行き場を失って研究を辞めざる得ない今の日本の科学研究業界は狂っているのではないでしょうか? 公募する気がないのなら、最初からしなきゃいいと思います。デキ公募をJREC-INに出して多くの優秀な研究者の時間と労力を奪うことはやめて欲しいものです。数多くの真面目な研究者たちがエネルギーを奪われて、疲弊しています。そもそも、研究業績の無い人間を教授や准教授に昇進させる大学では、大学院生は研究者になるためのトレーニングを積むことはできないのではないですか?無垢な大学生が、研究とはそんなものだと誤解して研究に憧れでもしたら可哀そうな話です。学部学生と話していて思いついた、21個目を挙げるなら、「漠然とした憧れだけで研究者になりたいと思っていないか?」 自分が研究に向いているかを知る20の質問 ~プロの研究者になるために必要な素養とは?進路に迷っている人のためのチェックリスト~ — 日本の科学と技術 (@scitechjp) 以下に、デキ公募に関するツイートを紹介します。ガチ公募とデキ公募の境目が明確でないことには注意を要しますが、研究室に在籍していたポスドクがそのまま助教になっていたり、助教が准教授に昇進していたのならば、それはデキ公募だったと考えるのが妥当でしょう。過去に在籍していた人がしばらく外に出てファカルティとして元ラボに呼び戻される形もしばしば目にします。デキ公募ってほんとに犯罪的だと思う。「公募でした」というアリバイ作りのために、何十人もの優秀な若手研究者が何時間もの時間とお金をかけて望みを託し、そして公募前から決まってた通りに落とされて心が折られていく。それくらいなら、公募なんてせずに堂々と一本釣りでしたという形を取るべき。— Kotani Eisuke (@kotani_eisuke) デキ公募が悪いとは言わないので、そうならそうと言って欲しい。某信州大学の「当研究室には本公募に応募できる助教が一名在籍しております」という公募には潔さを感じたしそれでいいとすら思った。当て馬に使われ、そのために研究の時間が消えていくのは非生産的でしかない。。。— Ryohei Thomas Nakano (MPIPZ) (@LuckyStrike1984) というよりも、デキでない公募なんて余程過疎ってる職場でもなかったら今時あり得ないんじゃないでしょうか。— 大麦小豆二升五合 (@bouzesadibey) 実際のところこの信州大学の公募もデキ公募とは誰も言ってないわけで。結果として内部の助教が昇格したそうだけれど、本当にもっと良い候補者が現れればそっちが取られてたかもしれないわけで。はてさて、「デキ公募」とは実際のところ存在するんだろうか?(たぶん程度の問題)— Ryohei Thomas Nakano (MPIPZ) (@LuckyStrike1984) デキ公募と「有力候補」の違い、グレーゾーン、それは致し方ない部分も。— Ryohei Thomas Nakano (MPIPZ) (@LuckyStrike1984) デキ公募の定義がイマイチわからない。職探してますって公言してた頃、知り合いの先生から、今度うちで公募出すから応募しろと声かけてもらったりもあったけど、これってデキ公募だったりする?— 山田です (@sato_dehanai) 前にデキ公募が話題になったときにも「研究業績だけで選ぶわけじゃないんだから、自分より業績が少ない人が採用されたからといってデキ公募とは言えない」というツイートをたくさん見かけたんだけど、そんなことは分かってるんですよね。でも、そういうレベルではないデキ公募も存在すると思うのです。— 小林洋介@埼玉解放戦線 (@KobayashiYo) デキ公募、ありまぁーす! いや、冗談じゃなく、ある。某地方公立大だけど中の人が明確に言っていた。その理由も聞いた。どことは絶対に言えませんが。 — COTTONRICE、あるいは悪夢のような (@Myunghwa9) 教授や准教授は授業を行うため、ある分野の教授が退官したり異動したりすると、その穴を埋めるために、公募を出して新たに教授・准教授を雇う必要があります。一方で助教は基本的には授業は行わず、研究を進めるために学生の面倒を見るの Takaaki KAWAZOE.
教授や准教授になるためには論文数が最低でも20~30は必要という話を聞きます。でも逆に言えば、これだけの数の論文を出していれば、どんなに若くても教授や准教授にアプライ出来るものなのでしょうか?分野にもよりますが、有力研究室に